動画セミナーのお知らせ

昨年末録画撮りした約40分の動画セミナーの販売が今日からゴゴジャンさんが運営するサイト「fx-on」で始まりました。

セミナータイトルは
「トランプ米大統領が就任!近藤駿介のどうなる世界のマーケット!~ トランプ米大統領就任後の世界経済と金融市場」

定価は3,000円(税込)ですが、2017年1月16日(月)~2月16日(木)までのキャンペーン期間中は2,400円(税込)となっていますので、是非ご覧ください。

目次
①トランプ大統領生誕後の世界経済と金融市場
②「予想外の結果」x「予想外の反応」となった2016年
③Make America great again!
④トランプ相場~トランプ政策に対する「期待」と「不安」
⑤トランプノミクス~よく練られた政策?
⑥トランプ大統領誕生で何が変わるか
⑦FRBに眠る「経済に使われていない資金」
⑧リーマン・ショック以前の水準に戻った住宅価格
⑨トランプ政権とFRBが抱えるジレンマ
⑩トランプ流「中国弱体化計画」?~より直接的に
⑪トランプ政権誕生による日本への影響
⑫トランプ相場に救われた「異次元の金融緩和」
⑬トランプ相場の今後
⑭The End

動画セミナー(トランプ)


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保護主義国が世界経済の牽引役?

「トランプ次期米大統領の政策によって米景気が世界経済をけん引し、短期的に上振れする」(13日付日経電子版「米成長上振れ、世界経済けん引 本社景気討論会」)

どのようにしたら、保護主義的な政策をとるトランプの米国が、世界経済をけん引するというロジックが組み立てられるのだろうか。

「アメリカのトランプ次期大統領から批判を受けた企業の間でメキシコの工場の建設計画を撤回する動きが相次ぎ、先行きが不透明になっていることから、IMF=国際通貨基金は、ことしのメキシコ経済の成長率の見通しを大幅に下方修正し、1%台後半とする方向で調整を進めています」(13日付NHK NEWS WEB「IMF メキシコの成長率下方修正へ トランプ氏の影響考慮」)

IMFはトランプ氏の登場によってメキシコへの工場建設計画が相次いで撤回されていることから、メキシコの成長率見通しを大幅に引き下げる検討に入ったと報じられている。 保護主義的政策が問題視されるのは他国から成長を奪うものだからだ。

トランプ次期大統領の政策が本当に保護主義的なものであるなら、米国が世界経済の牽引役になるというのはおかしな話だし、本当に世界経済の牽引役になるのであれば、保護主義的な政策だという批判が間違い、お門違いということになる。

見通しの間違いは恥ずかしいことではないが、見通しのロジックに矛盾があるのは専門家として恥ずかしいことだ。

ソロス氏ですら嵌った落とし穴

「名投資家ジョージ・ソロス氏(86)が昨年11月の米大統領選後の株高で巨額の損失を出したことが明らかになった。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)が12日報じた。トランプ氏の勝利によって株安になるとみて投資戦略を立てたが、予想に反して急伸。損失額は10億ドル(約1150億円)近くに及んだという」(13日付日経電子版)

イングランド銀行相手には客観的判断力を存分に発揮できたソロスも、今回の大統領選挙では、クリントン氏を支持したという感情論が足枷となり客観的判断力を発揮できなかったようだ。

自分が支持した候補の敗北を受けて株価上昇に賭けるのは感情的に難しいこと。投資で失敗しないためには、感情的に「無」の状態を保ち、客観性を保つようにしなければならない。

トランプ次期大統領の発言に市場が振り回せれているのも、多くの人たちがトランプ候補を好き、嫌いで判断しているからだ。

投資において最も邪魔になるのは、こうした個人的好き嫌いという感情だ。ソロスですらこうした罠にはまったということは投資家にとっての大きな教訓となる。

トランプ次期大統領初の記者会見報道から感じる違和感

大統領としての品格はどうかと問われれば、なかったとしか言いようがない。

しかし、メディアとの対決姿勢を示したことを過剰に伝えるメディアの姿勢に品格が伴っているとも思えない。

メディアの向こうに国民がいることは確かだが、メディアによって脚色された情報に対する国民の不信がトランプ次期大統領のツイッター砲が生み出す要因の一つであることを忘れてはいけない。

メディアが作り出そうとする世論に国民はNoを突き付けている可能性に対してメディアももっと謙虚であるべきだ。

「トランプ次期米大統領が当選後に初めて臨んだ記者会見では市場の関心が高い経済対策について言及がなく、外国為替市場でドルの買い持ちを解消する売りが膨らんだ」(12日付日経電子版)

メディアとの怒鳴りあいばかりが報じられた記者会見に失望したのか、東京市場では円高・株安となり、大発会での上昇分のほとんどを吐き出した。

市場は何を望んでいたのだろうか。お行儀のいいトランプ次期大統領を望んでいたのだろうか。

「私は史上最も雇用を生み出す大統領になるつもりだ」

ビジョンも何もない記者会見だと酷評されているが、少なくとも投資家にとってこれ以上のメッセージが必要だったのだろうか。

トランプ次期大統領が減税策やインフラ投資について同じことを繰り返してくれたら円安・株高になったと思っているのだとしたらおめでたいことだ。

何故「株価予想」が難しいのか

「予期できない外部環境の変化で、株式市場は突如として思わぬ方向に変化する。将来の株価水準を予想することは、プロといえども極めて難しい」(12日付日本経済新聞「大機小機~株価予想の難しさ」)

ここでいうプロとは誰のことなのか。

「例年、本紙は主要企業20社の経営者による年間の相場見通しを正月期間中の紙面に掲載し、多くの読者の注目を集めてきた」というが、企業経営者が株価水準を予想するプロだと思っているのだろうか。

資産運用のプロは「将来の株価予想」に基づいて運用することはない。それが自分の仕事でも求められているものでもないことを十分に理解しているからだ。換言すれば「将来の株価予想」をする人たちはプロでないということ。

このような認識を持っていれば株価予想がなぜ難しいかという疑問が如何に無駄なものかがよくわかるはずだ。

蛇足だが、メディアで株水準の予想を披露している市場関係者のほとんどは、エコノミストや学者、ベンチマーク運用しかしていなファンドマネージャーであり、実際にプロとして運用をしている人達ではないのが現実だ。

近藤駿介

プロフィール

Author:近藤駿介
ブログをご覧いただきありがとうございます。
ファンドマネージャー、ストラテジストとして金融市場で20年以上の実戦経験を持つと同時に、評論家としても活動して来ました。教科書的な評論・解説ではなく、市場参加者の肌感覚をお伝えしていきたいと思います。

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