歴史的大会~「華麗なサッカー」が制する初のWカップ

アフリカ大陸で初めて開催された南アフリカ大会は、開催地以外でも歴史的なWカップとなった。それは、スペインとオランダという「麗なサッカー」をする両チームが決勝に進んだこと。これまで「万年優勝候補」であった両国のどちらかが、ついに8カ国目のWカップ優勝国に名を連ねることになる。過去のWカップで「華麗なサッカー」をする国は、1974年西ドイツWカップでヨハン・クライフ率いるオランダが西ドイツに屈したことに代表されるように、「負けないサッカー」をする国の前に後一歩のところで栄冠を奪われて来たが、遂に「華麗なサッカー」がWカップを制することになる。
「華麗さ」と「勝利」が遂に両立した点で、今回の南アフリカWカップは歴史的な大会となった。

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負けないサッカーを目指して負け続ける岡田ジャパン

南アフリカWカップでベスト4を目指すチームの最終強化試合は、ファンの微かな期待を打砕く内容で終わってしまった。素人の目に映ったものは、①点を取る意識が乏しいこと、②岡崎はアジアレベルでは通用してもワールドカップレベルでは通用しないこと、③中村俊輔は相手にとって「危険なプレーヤー」ではなくなってしまったこと、④恐れていた大久保との心中が現実のものとなりつつあること、⑤その裏返しで松井大輔が宝の持ち腐れとなっていること。
これで直近の強化試合は4連敗。Wカップ直前にファンに突き付けられた現実は、現時点でWカップベスト4を狙うチームを実力で上回るチームが、少なくともセルビア、韓国、イングランド、コートジボアールの4チーム存在することだ。

試合後の岡田監督のコメントは「今までやってきたことを劇的に変えるつもりはない」というもの。「今までやってきたこと」が何の成果も見せていない中でのこうした頑なな姿勢は、ファンの期待に冷や水を浴びせるもの。支持率からしたら鳩山内閣と同等以下である岡田監督が、鳩山首相の様に潔く辞任する勇気を示してくれなかったのが残念でならない。

岡田監督は「前半は0-0で守り切る」というゲームプランを思い描いているようだ。しかし、「今までやって来たこと」の現時点での成果は、「守ろうとしても守れない、攻めようとしても攻められない」というのが現実だ。こうした現実を見せ付けられ続けたファンが最後に望むことは、本番では「キックオフ15分は総攻撃。ダメなら玉砕」というくらいの「玉砕戦略」で臨むこと。大半のファンはWカップベスト4などという戯言のみならず、1勝にすら大きな期待をしていない。勝利でファンを喜ばせることが難しい以上、せめてファンの脳裏に焼きついた「岡田ジャパンのサッカーはつまらない」というイメージを打ち破ることが岡田監督に出来る唯一のファンサービスだ。「負けないサッカーを目指して負ける姿」にはもううんざりだ。


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日本代表イングランド戦~「善戦」と「エース不在」

「惜敗」と言って良い内容だった。結果は2‐1と後半失速しての逆転負けでしたが、内容的には絶望的な韓国戦から立ち直る気配を感じられた試合。その大きな理由は、全体として縦への(Goalに向かう)意識が伝わって来たことと、安部勇樹、川島永嗣を筆頭に、韓国戦とは比較にならないほど各選手に気持ちが入っていたこと。

Wカップの優勝候補の一角であるイングランドとの善戦に少し安心すると同時に、考えさせられたのは、中村俊輔の存在。中村俊輔が不在だったこの試合で縦への意識が強く表れたことで、最近の中村俊輔の低パフォーマンスを見てにわかに感じ始めていた、「中村俊輔が本当に今の日本代表の中心選手なのか」という疑問を改めて認識させられてしまった。「中村俊輔は今や日本代表の不動のエースではない」というのが今回のイングランド戦を見ての正直な感想。

しかし、同時に感じたことは、「本田圭佑がなかなかチームとフィットしない」ということ。個としての強さは時折見せるものの、チーム全体として見た場合の本田圭佑のパフォーマンスはまだまだ納得のいくものではない。これは松井大輔にも言えること。中村俊輔が不動のエースではなくなっている中、本田圭佑もエースになりきれない。「エース不在」。善戦し立ち直る気配は感じたものの、改めて日本代表の課題を浮き彫りにする試合でもあった。


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三重苦~「魅力なし」「期待感なし」「進歩なし」

週明けの株式市場同様「期待外れ」だったのは、Wカップを目前に控えた岡田ジャパン。Wカップベスト4を目指す岡田ジャパンの国内強化試合最終戦は、一部主力選手を怪我で欠いていたとはいえ「予想通り」「期待外れ」なものだった。Wカップ常連国の韓国が相手であるから、結果(韓国2-0日本)自体にとやかく言うつもりはない。問題はなのは、岡田ジャパンのサッカーに「魅力がない」こと、「可能性を感じられない」こと、「進歩が見られない」ことだ。先日のCL決勝戦と比べるまでもなく、岡田ジャパンは世界のサッカーの進歩から確実に取り残されている。

中でも深刻に思えるのは、岡田ジャパンの中心選手である中村俊輔と遠藤のパフォーマンスが揃って低下して来ていることだ。特に中村俊輔のプレーは目を覆うばかり。かつて日本代表の攻撃に「リズム」と「タメ」をもたらして来た中村俊輔だが、最近では攻撃に「停滞」「淀み」を与えてしまっている。今日の試合でも、選手交代の遅い岡田監督にすら後半の早い時間帯での交代を決断させてしまう寂しい出来だった。

試合後岡田監督は「自分たちのやり方を信じて前に進むしかない」とコメントしているが、今日の試合から岡田監督のやり方が何なのかを感じ取れた人がいたのだろうか。岡田監督のやり方は何でも良いが、代表選手達には是非とも「人もボールも動くサッカー」を思い出して貰いたいものだ。


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両刃の剣

チームキャプテンが川口能活ですか…。怪我で実戦復帰する前に代表復活を果たしたのも驚きでしたが、キャプテン就任にはそれ以上に驚きました。今回でWカップ4大会連続代表入りという実績と、持ち前のキャプテンシーが評価されたことに加え、レギュラー組と控え組の間に生じた亀裂が1次リーグ敗退という結果を招いたとされる前回ドイツ大会と同じ轍を踏まないための就任だと言われている。

しかし、サッカーのキャプテンというのは、精神的な面だけでなく、ピッチ上で重要な判断をしなくてはならない戦略上重要な存在。現時点ではチーム内で最もゲームに出る可能性の低い第3GKがキャプテンに就任した場合、誰がゲームでキャプテンマークを巻くのだろうか。特定の選手に依存し過ぎる傾向のある岡田監督は川口を正GKとして考えているのではないかと勘繰ってしまう選出でもある。

一人のファンとして心配なのは、川口と同年齢で、Wカップ4大会連続代表入りという同等の実績を持ち、かつ、この数年間ずっと日本代表のゴールをほぼ一人で守って来たという実績を誇る正GK候補筆頭の楢崎のモチベーションだ。彼は今回の川口能活代表キャプテン就任をどの様に受け止めているのだろうか。実績で同等以下の川口がキャプテンに指名されるということは、キャプテンシーで劣ると宣告されたに等しいと感じないだろうか。
レギュラー組と控え組の間の亀裂を防ぐことを目的とした今回の「川口キャプテン」という岡田監督の決断は、日本代表の両刃の剣となりかねない。長年日本代表のゴールを守って来た楢崎の精神力が、我々の想像とは比較にならないほど強く、我々の心配が杞憂に終わることを切に願うばかりだ。


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近藤駿介

プロフィール

Author:近藤駿介
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ファンドマネージャー、ストラテジストとして金融市場で20年以上の実戦経験を持つと同時に、評論家としても活動して来ました。教科書的な評論・解説ではなく、市場参加者の肌感覚をお伝えしていきたいと思います。

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