「女性が輝いている国」を目指すのは結構ですが、「安倍総理が一番輝いている国」だけは勘弁してください

野田聖子自民党総務会長
「一番重要である成長戦略3本目の矢の中の1丁目1番地に、女性の力を明言している。その根拠は一体どこからきているのか」

安倍総理大臣
「若き研究者の小保方さんが、柔軟な発想で世界を驚かせる万能細胞を作り出した。世界で、日本が、女性が一番輝いている国にしていくために全力を挙げていきたい」

31日から2013年度の補正予算案の本格的な審議がスタートを切った衆議院予算委員会で、安倍総理は自民党野田総務会長の質問に対してこのように回答しました。

安倍総理は、小保方博士の成し遂げた快挙を、成長戦略の一丁目一番地が女性の活用である理由として挙げました。しかし、総理の発言は小保方博士がSTAP細胞を作り出すことに成功したという「結果」だけに注目した軽薄なものに過ぎません。総理は、小保方博士が快挙を成し遂げられたのは、「教科書に書かれている常識を鵜呑みにしない発想」が出来たことだったという「プロセス」には何の関心も示しておりません。

「大胆な金融緩和」によって金融市場が「円安・株高」に振れたという「結果」を繰り返し強調することで、「政府の主張を鵜呑みにする」社会的雰囲気を醸成することに成功して来た安倍総理にとって「結果が全てなんですよ」ということなのかもしれません。

もし、多くの国民が小保方博士の快挙に刺激を受けて「政府の主張を鵜呑みにすること」を止めたら、安倍総理が世論を都合よくコントロールすることは難しくなるはずです。奇しくも、これまで安倍総理にフォローの風であった金融市場は、ここに来て必ずしもフォローの風ではなくなって来ています。

「『世界で一番企業が活躍しやすい国』を目指します」(平成25年2月28日第百八十三回国会における安倍内閣総理大臣施政方針演説)

「各国メディアとの会合では『外国企業が仕事をしやすい国にするため既得権益の岩盤を打ち破る』と訴えた」(1/23日付日本経済新聞「法人税改革、国際公約に」)

施政方針演説で国民に対しては「世界で一番企業が活躍しやすい国」を目指すといい、海外メディア向けには「外国企業が仕事をしやすい国」を目指すと訴え、女性議員に向けては「女性が一番輝いている国」を目指すと強調する…。

結局、この総理によって導かれる国はどのような形になるのでしょうか。確からしいことは、「世界一国民が安心して生活していける国」ではなさそうだということです。

いま、多くの国民が漠然と抱いている不安が「安倍総理が一番輝いている国」「安倍総理だけが輝いている国」になってしまうのではないか、ということであることに安倍総理は気付いているのでしょうか。

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近藤駿介

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ファンドマネージャー、ストラテジストとして金融市場で20年以上の実戦経験を持つと同時に、評論家としても活動して来ました。教科書的な評論・解説ではなく、市場参加者の肌感覚をお伝えしていきたいと思います。

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