2017/11/30
「女性役員ゼロ」 という理由で反対票・・・?
「候補者を含め女性の取締役や監査役がいない企業の総会では、会長もしくは社長の選任議案に反対票を投じるよう投資家に推奨する」(30日付日経電子版「『女性役員ゼロ』 総会で反対票を」)実に下らない。こんな理由で反対票を投じる意味がどこにあるのだろうか。少なくとも、プロの助言会社とは思えない主張だし、決してグローバルスタンダードとは言えない。
重要なことは性別に関わらず取締役に相応しい人が登用される組織であることであって、女性を取締役に登用することではない。
こうした目立ちたがり屋のの助言会社が「てるみくらぶ」のような企業を生む下地作りをしているように思えてしまう。
取締役の「女性枠」を設けることは、能力を備えて取締役になった女性に対して失礼なことだし、有能な男性が登用される機会を奪うことで、その会社にとって決してプラスではない。