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公共工事一時中止 ~ 日本経済を殺すのか

「新型コロナウイルスの感染拡大を受け、赤羽一嘉国土交通相は28日、閣議後の記者会見で、国直轄の公共工事について3月15日まで一時中止すると発表した。受注業者に意向を確認した上で工事や業務を止めるほか、工期も延長する。一時中止による経費は国側が負担するとした。赤羽氏は『今後2週間は感染拡大防止に手を打っていく』と述べた。」(28日付日経電子版 「国の公共工事を一時中止」

マジか⁈ 何でも止めればいいというものではない。これは政府のリーダーシップを過度に演出するための愚策中の愚策。

半月も工事を止めたら下請け企業などは資金的にもたない。その期間の経費は国が負担するというが、公共事業は裾野が広い事業なので、元請業者に経費を支払うだけでは日本経済は死んでしまう。元請から下請業者に資金が渡るまでのタイムラグの間にも倒産するところは出て来るからだ。とはいえ国から下請業者や資材会社に直接お金を払うというのも実務上難しい。

小生がトンネル技術だった20代のころ、上の人から「1日工事を止めたら幾ら損失が出るのかわかっているのか」「1000万円の損失を埋め合わせるためには1億の受注が必要なんだぞ」と言われたことを思い出す。

今日は一時日経平均株価が1000円以上下落したが、こんな愚策しか打ち出せない国の株価が売られるのは必然だといえる。

近藤駿介

プロフィール

Author:近藤駿介
ブログをご覧いただきありがとうございます。
ファンドマネージャー、ストラテジストとして金融市場で20年以上の実戦経験を持つと同時に、評論家としても活動して来ました。教科書的な評論・解説ではなく、市場参加者の肌感覚をお伝えしていきたいと思います。

著書

202X 金融資産消滅

著書

1989年12月29日、日経平均3万8915円~元野村投信のファンドマネージャーが明かすバブル崩壊の真実

著書

中学一年生の数学で分かるオプション取引講座(Kindle版)

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