金融市場にとって最高の結果だった米雇用統計

金融市場にとって最高の結果だったといえる。

12月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月に比べ29万2千人増と市場予測20万人を大幅に上回ったうえ、11月を25万2千人に、10月は30万7千人にそれぞれ上方修正された。

さらに平均時給は25.24ドルで前月比でほぼ横ばいだったが前年同月比でみると2.5%増と増加幅がやや伸びるなど、米国経済が好調を維持していることを示した。

良かったのは統計の中身というよりも、FRBの利上げ判断が正しかったことを証明する内容だったこと。

中国や中東、北朝鮮など政治的影響もあり世界の金融市場が混乱しているなかで、FRBの利上げ判断が間違いであったとなれば、市場はより大きな混乱に巻き込まれる可能性が高かったはず。

市場が、日銀やECBの金融政策に疑問符を投げかける中で、FRBの利上げ判断が間違っていたとなると、信頼出来るものがなくなってしまうところだったが、雇用統計がこれを食い止めた格好。

さらに、時期的にもいいタイミングだった。12月のFOMCで利上げした直後であり、今月26~27日のFOMCで利上げされる可能性は高くない。ということは、「景気回復基調にある中で暫く追加利上げは暫く先」という、市場にとって都合の良い環境が訪れたということ。

政治的混乱が続く中で、少なくとも世界最大の経済大国が経済面ではその重責を果してくれたということは、悪材料てんこ盛りの金融市場にとって数少ない好材料だといえる。

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近藤駿介

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ファンドマネージャー、ストラテジストとして金融市場で20年以上の実戦経験を持つと同時に、評論家としても活動して来ました。教科書的な評論・解説ではなく、市場参加者の肌感覚をお伝えしていきたいと思います。

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