3月末の資金供給量、375兆6977億円 ~ What about it ?

「日銀が4日発表した3月のマネタリーベース(資金供給量、月末残高)は2月末から16兆8962億円増の375兆6977億円と、4カ月連続で前月を上回って過去最高を更新した」(4日付日経電子版「3月末の資金供給量、375兆6977億円 4カ月連続で過去最高」)

「異次元の金融緩和」を始めて丸3年。その間にマネタリーベースは227兆8637億円増えた(月末算ではなく平残:以下同じ)。そしてその増加分の94.5%が「当座預金」(同)の増加で占められている。

今年の1月末に日銀がマイナス金利政策に踏み切ることを発表して以降、2か月でマネタリーベースは7兆5020億円増加した。しかし、同じ期間に当座預金残高はマネタリーベースを上回る8兆253億円増加しており、日銀が目指す「ポートフォリオリバランス効果」は全く見られていない。

その結果、マネタリーベースに占める当座預金残高の比率は、「異次元の金融緩和」を始める前の35.2%から72.5%へと右肩上がり。

一体何のためにマネタリーベースを増やそうとしているのか、もはや意味不明。「異次元の金融緩和」の実態は「目的なき金融緩和」「チェックなき金融緩和」でもある。

これに対して利上げモードに転じた米国のマネタリーベースに占める準備預金の比率は、有料メルマガでも指摘通り、2014年8月の69.7%をピークに64.8%まで低下。こちらはこちらで日本とは異なった問題を抱えている。

認識しておかなければならないことは、中央銀行に積まれている超過準備預金は、現在の経済を支えるのに不必要な資金だということだ。

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