「知っている」ことの価値が低下する時代

「第1問:マイナス金利導入の影響が、他の3つの業界と逆と考えられるのはどれか。 ①鉄道 ②電力 ③生命保険 ④不動産」
「第2問:2015年に合意した環太平洋経済連携協定(TPP)の参加国はどれか。 ①中国 ②タイ ③インドネシア ④メキシコ」

17日付日本経済新聞に掲載されている「日経TEST 春の全国一斉試験」の広告内の「ミニテストにチャレンジ!!」にこうした問題が掲載されている。

日本人の「知っているかテスト」好きには感心するばかり。小学校から大学まで16年間知識を身に付けて来たはずの社会人に対してこうしたテストが用意されるとは。

本来、このような「知っているか」を問う問題は大学生までで終えるべきもの。社会人に対してこの程度の問題で「経済知力・ビジネス思考力」を測らなければならないとしたら、そればそれで問題。

そもそも、この程度の「活きた経済」で「経済知力・ビジネス思考力」を測ることが出来るのだろうか。こうした設問が「活きた経済の題材」なのだろうか。

勿論「知っている」ことは必要条件だが、知識は活用しなければ意味がない。

セミナーで良くお話しすることだが、現代社会は「『知っている』ことの価値が低下する時代」。

将棋や囲碁などの「思考分野」でコンピューターがトッププロに勝つ時代、「知っている」ことに満足している限り、パソコンなどIT技術に簡単に代替されてしまう。

重要なことは「知っている」ことではなく、それを活かして問題点を見付け、法制度など現実的制約条件下での解決策を見つけていく「観察眼」と「論理的思考能力」を身に付けること。

知識を増やすことは重要だが、それ以上に重要なことは、「知っているだけでは何の役にも立たない」ということを知ることと、「結論までセットで覚えない」ということだ。

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近藤駿介

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ファンドマネージャー、ストラテジストとして金融市場で20年以上の実戦経験を持つと同時に、評論家としても活動して来ました。教科書的な評論・解説ではなく、市場参加者の肌感覚をお伝えしていきたいと思います。

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