「出口」に向かうECB ~孤立する「異次元の国」

「欧州中央銀行(ECB)は恐らく量的緩和(QE)の期間終了前に段階的に買い入れを減らし、月100億ユーロ(約1兆1500億円)ずつペースを落としていく可能性がある。ユーロ圏の複数の中央銀行当局者が明らかにした」(5日付 Bloomberg 「ECB、QEテーパリングの必要性でコンセンサス形成-当局者」)

日米に遅れて「量的緩和」を開始したECBは、日本に先駆けて「出口」の議論を始めたようだ。

ドイツ銀行やモンテ・パスキの経営危機を抱える中でECBが「出口」の議論を始めたということは、「量的緩和」が期待する効果をもたらしていないことに加え、金融機関の収益悪化という副作用があまりに大きいと判断したからかもしれない。

段階は違えど欧米の中央銀行は「出口」に向かい始めている。そうした中で「出口」の話を「時期尚早」と繰り返す日本。

日銀だけが「出口」の話を「時期尚早」と繰り返すのは、「異次元の金融緩和」には「出口」がないことに加え、実際に金融・経済に何の効果も及ぼしていないことを認めたくないからだ。

この道を行かば、日本は世界から孤立する。世界の投資家が「異次元の国」に積極的に投資する日は来るだろうか。

最近の日米の金融政策や市場動向に関してお話しする「マーケット・エコノミー研究会」

本日5日19:15から恵比寿ガーデンプレイス21階 DMM.com 本社会議室です。

アカデミックな解説ではなく、中央銀行や市場の動きを、25年間実際に資産運用に携わってきた人間の目にどのように映るのか、「有識者」とは異なった見方や理屈を紹介しますので、ご都合のつく方は是非ご参加ください。
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