トランプ大統領閣下、「2位でもダメなんでしょうか?」

「米商務省が7日発表した2016年の貿易統計(通関ベース)によると、モノの貿易での対日赤字は689億ドル(約7兆7千億円)となり、相手国別では3年ぶりに中国に次ぐ2位に浮上した」 (8日付日本経済新聞 「米貿易赤字日本2位に」 )

日本の通貨政策に批判的なトランプ大統領との日米首脳会談を3日後に控えるというタイミングで、日本にとっては都合の悪い内容だった。

こうした事態に対して、メディアに登場する識者のほとんどは「対日貿易赤字は前年比横ばいで全体の9%程度である、全体の47%を占める1位の中国とは違うことを説明するべきだ」と主張している。

しかし、こうした主張はビジネス交渉の経験に乏しい人の論理。

実際には「中国」の貿易黒字のなかには、日本企業による「三角貿易」がかなり含まれている。

さらに、第4位のメキシコにおける日本の自動車メーカーの生産能力は、米国の新車販売台数の10%に相当する規模だ。そのメキシコの貿易における米国依存度は実に80%。

表面上「日本」は第2位だが、「中国」「メキシコ」の中に実質的に日本の貿易黒字が含まれているところを突かれたら、どのように反論するのだろうか。

「2位でもダメなんでしょうか」 と答えろとでもいうのだろうか。

スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

近藤駿介

プロフィール

Author:近藤駿介
ブログをご覧いただきありがとうございます。
ファンドマネージャー、ストラテジストとして金融市場で20年以上の実戦経験を持つと同時に、評論家としても活動して来ました。教科書的な評論・解説ではなく、市場参加者の肌感覚をお伝えしていきたいと思います。

近藤駿介 実践!マーケット・エコノミー道場

入会キャンペーン 実施中!

著書

アラフォー独身崖っぷちOL投資について勉強する

Anotherstage LLC

金融に関する知見を通して皆様の新しいステージ作りを応援

FC2ブログランキング

クリックをお願いします。

FC2カウンター

近藤駿介 facebook

Recommend

お子様から大人まで
町田市成瀬駅徒歩6分のピアノ教室

全記事表示リンク

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

QRコード

QR