誤解しようもない稲田防衛相発言 ~ 安倍総理に忍び寄る「女難の相」

「誤解を招きかねない発言があった。撤回したい」。

稲田防衛相は27日、東京都板橋区で開かれた都議選の自民党候補を応援する集会で「防衛省・自衛隊、防衛相、自民党としてもお願いしたいと、このように思っているところだ」という、自衛隊の政治利用で行政の中立性を逸脱したとも受け取られかねない発言についてこのように述べた。

しかし、ここまで行くと「誤解を招きかねない発言」ではなく「誤解しようもない完全なOUT!な発言」。「自衛隊としてもお願いしたい」という主旨の発言を弁護士でもある大臣が口にするのは信じられないこと。辞任どころか即刻罷免に値するもの。

加計問題に関する安倍総理の辻褄の合わない発言といい、国会を強行閉会したことでて気持ちが緩んだのか、国会閉幕後連日問題発言が飛び出し、英国の歴史家、思想家ジョン・アクトンが200年前に示した「権力は腐敗する、絶対的権力は絶対に腐敗する」という格言が今でも通じることを実証する格好になっている。

日本政治の悲しいことは、野党第一党の党首が幾ら厳しく批判しても全く同調する気持ちにならないところ。こうした状況が安倍政権を支える大きな原動力になっている。

野党第一党が政権交代を目指すのであれば、眉間にしわを寄せて安倍政権を厳しく追及するパフォーマンスを繰り返すより先に、自らの疑惑についても説明責任を果たし国民の信頼を取り戻す姿勢を見せるのが先だ。今の党首と幹事長のコンビである限り、安倍政権がいくら失点をしても民進党に対する支持率が回復することは望み薄である。

敵対する野党の女性党首からの批判などどこ吹く風と余裕をもって聞き流せる安倍総理も、身内の女性には苦しんでいる。

夫人の自由奔放な行動に振り回され家庭内別居に追い込まれているという噂を立てられている安倍総理。そんな中、自民党を飛び出した女性都知事によって都議会選挙で苦戦を強いられていることもあって国会を強行閉会にしたものの、直後に魔の二回生女性議員のパワハラ発言が明らかになり、さらに追い打ちをかけるように重用している防衛大臣のトンデモ発言に悩まされる結果となった。

弱い野党のおかげで「我が世の春」を謳歌しているように見える安倍総理。「女性活躍社会」を掲げている安倍総理が、身内の女性の言動に苦しめられているのは皮肉なことだ。野党に支持率を奪われる可能性は依然として見えてこないが、身内の女性の言動に足元をすくわれる「女難の相」は出始めているようだ。


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近藤駿介

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