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「金融リテラシー後進国」のメディアが書き立てる「債券慎重論」

「債券への慎重論が海外投資家の間でじわりと広がり始めた。これまで金利低下を後押ししてきた米欧の金融緩和が転換点を迎え、『潮目の変化』を嗅ぎ取る投資家が増え始めているためだ。低格付け債や年限の長い債券が敬遠され始めている一方で、そうした比較的高リスクの債券が国内では引き続き選好されているのは気がかりだ」(25日付日本経済新聞「債券慎重論、海外でじわり」

海外投資家と国内投資家の間でハイイールド債に対する認識のズレが大きくなっている。

「海外で浮上してきた債券慎重論を『対岸の火事』と退けるのかどうか。国内投資家も相場観を問われる局面だ」(同)

国内外の投資家の間で生じたハイイールド債に対する認識のずれは「相場観」の問題ではなく、「金融リテラシー」の問題。

また、ハイイールド債を敬遠する動きが強まって来ていることは、「債券慎重論」ではなく「クレジットリスク慎重論」「利回り追求慎重論」。

その証拠に米国10年国債の利回りは2.3%台に留まり、2年国債と10年国債の利回り格差(イールドスプレッド)は、2年国債利回りが上昇傾向を辿る中で0.6%を切ってきており、「年限の長い国債」は敬遠されるどころかニーズが強いというのが現状。

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こうした事実を無視して安易に「債券慎重論」を叫ぶところが「金融リテラシー後進国」の悲しいところ。

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近藤駿介

プロフィール

Author:近藤駿介
ブログをご覧いただきありがとうございます。
ファンドマネージャー、ストラテジストとして金融市場で20年以上の実戦経験を持つと同時に、評論家としても活動して来ました。教科書的な評論・解説ではなく、市場参加者の肌感覚をお伝えしていきたいと思います。

近藤駿介 実践!マーケット・エコノミー道場

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著書

1989年12月29日、日経平均3万8915円~元野村投信のファンドマネージャーが明かすバブル崩壊の真実

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