ビットコインブームの実態?~ 相場に必然性はあるが、価格に必要性はない

「ビットコインは1年前に900ドル足らずだったのが昨年12月中旬には1万9000ドル台と20倍以上に上昇した。だが、急騰ぶりが様々なメディアを通じて拡散し、その仕組みの目新しさにまた新たな投資家がひかれたためという以上に、なぜ値上がりしたのかの理由は定かではない。

 そんな謎に包まれたビットコインブームの実態が徐々に明らかになってきたことも、投資家を幻想から覚ますきっかけになっている」(17日付日経電子版 「ビットコイン、薄れる幻想 受け渡しリスクに警鐘も」

なぜ値上がりした理由も定かに出来ないうちにから、実態が明らかになって来たことが急落の原因だとする分析は如何なものだろうか。「専門家」らしいといえば「専門家」らしい分析。

「『2013年の終わりにビットコインを150ドルから1000ドルにつり上げたのは一人の仕業だったらしい』。技術系メディアのテッククランチは16日、『ビットコインはごく少数の人によって価格操作されている』という多くの投資家の疑念を検証した研究者の論文を取り上げ、こんな見出しで伝えた」(同日経電子版)

ドッグイヤーどころかマウスイヤーともいわれるほど技術進歩が速い中で、2013年の経験を今回の急騰急落劇にそのまま当て嵌めるというのは無理がある。

「ごく少数の人によって価格操作されている」のであれば、ブームは起きないし、多数の取引所が出来たり、日本で多くの「億り人」が誕生することもなかったはずだ。

「相場には必然性があるが、価格には必要性はない」

昨年末にかけてビットコインの価格が急騰したのには「必然性」があったはずである。それを無視して必要性のない「価格」について論じても何の進歩もない。同じ過ちを繰り返すことになるだけである。
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ファンドマネージャー、ストラテジストとして金融市場で20年以上の実戦経験を持つと同時に、評論家としても活動して来ました。教科書的な評論・解説ではなく、市場参加者の肌感覚をお伝えしていきたいと思います。

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1989年12月29日、日経平均3万8915円~元野村投信のファンドマネージャーが明かすバブル崩壊の真実

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