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トルコリラ急落 ~「押目」は買っていいが、「落ち目」は買ってはならない

「トルコリラの急落を受け、日本で販売されているトルコの債券や株式を組み入れた投資信託が大幅に値下がりしている。前年末比の下落率が5割を超えるケースもあり、トルコ関連投信全体では資産額が約2000億円目減りした。地理的には遠く離れたトルコ発のショックが日本の個人投資家に打撃を与えている」(17日付日経電子版 「トルコ投信、大幅値下がり 資産、2000億円に半減 個人に打撃、解約停止も」

日本人は、何故かブラジルとトルコが大好きだ。通貨選択型投信で売れるのはブラジルレアルとトルコリラ。中国元はほとんど選択されない。それ故に、トルコリラの急落は日本人投資家に直接響く。

相場が下落すると「逆張り」「押目買い」をする人達が増えてくる。しかし、「逆張り」「押目買い」というのは、基本的に市場が安定的に推移するなかで効果を発揮する手法であることはあまり認識されていない。

「押目」は買っても「落ち目」は買ってはいけない。

これが運用の基本。表面的な価格だけを見ている人にはこの違いは分からない。

問題なのは、証券会社や銀行の営業担当者がこうしたことを知らないこと。なぜなら彼らは「販売のプロ」であり、「運用のプロ」ではないからだ。個人投資家の多くはここを誤解している。

単純で重要なことは

・為替は「金利差」だけでは決まらない
・Volatilityが急上昇はした際には、単純に過去の延長線上で物事を考えてはいけない

ことを認識しておくことだ。

<マーフィーの法則 ~ ラスベガスの法則>
そろそろ運が変わるだろうと思って、敗者の側に賭けてはいけない。

【お知らせ】
5月末に河出書房新社から「1989年12月29日、日経平均3万8915円~元野村投信のファンドマネージャーが明かすバブル崩壊の真実」を上梓しました。

1989年12月末にかけて何故バブルは醸成し、何故1990年1月からバブル崩壊が始まったのか、を明らかにするとともに、このバブル崩壊は、日本の株式市場が「相場観」だけでは戦えない市場になったことを告げる警鐘であることを告げるものだった。

そして、バブル崩壊によって投資信託業界が大きく変わっていったことも書いていますので、是非こうした相場変動時の対応の参考にお読みください。
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近藤駿介

プロフィール

Author:近藤駿介
ブログをご覧いただきありがとうございます。
ファンドマネージャー、ストラテジストとして金融市場で20年以上の実戦経験を持つと同時に、評論家としても活動して来ました。教科書的な評論・解説ではなく、市場参加者の肌感覚をお伝えしていきたいと思います。

近藤駿介 実践!マーケット・エコノミー道場

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著書

1989年12月29日、日経平均3万8915円~元野村投信のファンドマネージャーが明かすバブル崩壊の真実

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