2019/01/20
ヘッジファンド資金流出、過去2年で最大
「投資家は昨年10-12月(第4四半期)にヘッジファンド業界から225億ドル(約2兆4700億円)の資金を引き揚げた。流出規模は過去2年余りで最大だった」(19日付Bloomberg 「ヘッジファンド、10-12月は225億ドルの資金流出-過去2年で最大」)撤退を余儀なくされたヘッジファンドが増加する影響で昨年10月上旬までは米国株式市場が強含みで推移する可能性が高いことは9月時点で指摘していたこと。
そして昨年10月頭という時期にNYダウが史上最高値を付け、その直後から株式市場が不安定な動きに転じた背景には、トランプ相場によって撤退に追い込まれたヘッジファンドの影響があることは講座やメルマガで何回も解説してきたこと。
【参考記事】
・悪材料は蜜の味、ファンド勢が買い戻しを余儀なくされる10月中旬までは…
・MONEY VOICE 近藤駿介記事一覧
今回のニュースは、こうした見解が的外れなものではなかったことを裏付けてくれるもの。
それと同時に、株価自体を予想することは不可能なことだが、市場内で上昇圧力あるいは下落圧力が高まる可能性の有無に関してはある程度想定可能だということを示唆したものでもある。
重要なことは、それを感じるための必要条件は、金融市場の仕組みやルールに関する「知識」を身に付けることと「株価(相場)予想」の無意味さを理解することである。
「株価(相場)予想」を重要視すればするほど、市場が発するヒントが見えなくなってしまうというのが難しいところ。
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