「負け組大連立」を目指す野田「詭弁」内閣~「100回の嘘」の情報操作効果を打ち消す「100回の詭弁」

「日本が直面する課題を真正面から議論し、議論を通じて具体的な処方箋を作り上げ、実行に移していこうではありませんか。全ての国民を代表する国会議員として、今こそ、『政局』ではなく、『大局』を見据えようではありませんか」

1月24日の施政方針演説で、このように訴えた野田総理。それから2ヶ月足らずで、「直面する課題を真正面から議論し、議論を通じて具体的な処方箋を作り上げる」ことを放棄し、自民党との「談合」によって国会外で処方箋を作り上げることに舵を切ったようだ。

17日、民主党の岡田副総理が今月上旬、自民党幹部に大連立を呼びかけていたことが明らかになった。先月末の野田総理と自民党の谷垣総裁の極秘会談に続き、野党第一党の協力を得て「消費税政局」を乗り切ろうとする動きの一環。

「財政再建原理主義」に洗脳された「詭弁内閣」の手にかかれば、自民党と国会外で裏取引することも消費増税実現に向けた「政局」ではなく「大局」ということになり、民主党総裁選後に「101回でもプロポーズする」ことを明言していた野田総理にとっては、自民党に談合を持ちかけ続けることも「公約通り」の行動ということになってしまうのだろう。

「大連立」といっても、世論からすると単なる「負け組連合」。時事通信が16日に発表した3月世論調査での政党支持率は、自民党が11.7%(前月比▲0.6%)と過去最低を更新。民主党も9.2%(同▲0.9%)で、2009年の政権交代後、最も低い数字となった。政党支持率から単純に算出した「大連立」の支持率は、僅か20.9%と、「危険水域にある」と言われている野田内閣の支持率27.4%(前月比2.5%増)にすら及ばない水準。

「財政再建原理主義」に洗脳された「野田詭弁内閣」が、「談合」を使ってでも実現したい消費税増税に関して時事通信社が実施した世論調査の結果は、消費税率を2015年10月にかけて段階的に10%に引き上げる政府方針について、「賛成」は前月比▲2.8%の37.1%、「反対」は同2.3%増の56.1%となり、「反対」が「賛成」を20%近く上回るものだった。

内閣支持率が「危険水域」に沈む「詭弁内閣」が、支持率を足しても20%強にしかならない野党第一党との「大連立」を画策し、国民の間で「反対」が拡大する「消費増税」に突き進むことが「責任ある政治」であるはずはない。

「決められない政治」から脱却し「決断する政治」を目指すとのたまう「野田詭弁内閣」の最大の問題点は、「今決断してはいけないもの」を、「真正面から議論」することを避け、既成事実を積み上げて結論を押し付けようとしているその「政治姿勢」である。

「一体改革は、金融市場の力に振り回されない強靭な財政構造を持つ観点からも、待ったなしなのです」と「財政再建原理主義」の教義を、何かの一つ覚えのように繰り返す「経済音痴総理」。総理を洗脳しているとされる財務省はHP上の「税制について考えてみよう」というコーナーで、「所得税、法人税の税収は景気動向に左右されやすい一方、消費税の税収は10兆円前後で推移しており、比較的安定していますと説明を加えている。

財務省が「景気動向に左右されやすい」と指摘する所得税収は、前回消費増税が実施された1997年度の19兆2000億円から2011年度(予想)13兆5000億円にまで、5兆7000億円まで減少。同じく法人税収は13兆5000億円から7兆8000億円までこれまだ5兆7000億円減少してきている。
つまり、1997年度との比較でいうと、「景気動向に左右されやすい所得税収と法人税収」の減少額11兆4000億円は、現在の消費税率5%での消費税収10兆2000億円(消費増税実施後の1998年度の消費税収は10兆1000億円)を上回っているのだ。

「財政再建原理主義」に洗脳されていない正常な脳を持ち合わせていれば、まず「景気動向に左右されやすい消費税と法人税」を増やすことを考えるはずである。それでも「消費増税」に固執するということは、「財政再建原理主義者」には、「景気」を上向ける「能力」も「やる気」もないということの証左である。

多くの国民が消費増税に反対しているは、消費税を払いたくないのではなく、もっと所得税を多く払える環境になることを望んでいるからである。

「詭弁内閣」は、「嘘も百回言えば真実となる」という、「プロパガンダの天才」と称されたナチスの宣伝相ゲッベルスの情報操作手法を用いて「消費増税」の必要性を国民に浸透させようと躍起になっている。

しかし、今のところその情報操作は機能していない。それは、野党時代の「シロアリ発言」や、「マニフェストに書いていないからマニフェスト違反ではない」と開き直った挙句、「日本が直面する課題を真正面から議論すると」という施政方針演説をも「負け組連合」による「密室談合」で反故にしてしまおうとするように、「詭弁も百回繰り返している」からである。

「詭弁を百回繰り返す」総理の言葉を誰も信じなくなったことで、「百回の嘘」による情報操作効果は失われ、「単なる嘘」に成り下がってしまっている。

「詭弁内閣」に残された道は、「身を引くこと」である。それが「詭弁を繰り返す総理」が望む、「大局」を見据えた議論が実現するための近道である。
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