「小さな御仁」が打ち出した「国会の定数削減」

かつて市民運動家であったこの御仁も、長年の政界生活を経て、市民感覚を大分失ってしまったようだ。異例ともいえる臨時国会初日に首相が志願して開いた記者会見は、空回りに終わってしまった。本来ならば自身の政治信条や政治信念に基づく政策推進に理解を訴えるべき「志願の記者会見」の内容が「首相続投にご理解を」という保身に関するお願いだったのだから、有権者が白けてしまうのは当然のこと。体制に牙を剥いていた元活動家が保身に走る姿は、見苦しいだけでなく、一種哀れでもある。ご本人は「唐突な消費税発言」が参院選敗北の原因だと考えておられるようだが、根本的な原因がご自身のこうした「小ささ」にあることには気付かれていないようだ。

「小さな御仁」は、また唐突に「国会の定数削減、年内合意」を打ち出した。与野党の多くで方向性が一致しながら長年放置されて来た「国会の定数削減」問題が俎上に上ることは、本来ならば国民から歓迎されるべきものだが、「消費税」との手順前後というミスを犯したことで、民主党代表選挙を控えた単なる人気取り政策にしか映らなくなってしまった。

支持率回復の最低条件は、与野党の多くが共通して謳う「国会の定数削減」を中身のあるもとして約束した期限内に仕上げることだ。ただ、参院選での「唐突な消費税発言」や、昨日の「志願の記者会見」など「小さな御仁」の一連の行動をみていると、熟考を重ね十分に準備をして行動していると言うよりも、単に思い付きで動いている感は否めず、この問題の議論が実りあるものに深まって行くという希望がイマイチ持てないと言うのが正直なところ。「国会の定数削減」問題が、民主党内の意見の不一致や、与野党の主導権争いに利用されるようであれば、「小さな御仁」の内閣は国民からレッドカードを突きつけられることになるはずだ。国民が望んでいるのは、「小さな御仁が率いる内閣」ではなく、「小さな国会」なのだから。

↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
素晴らしい すごい とても良い 良い
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

近藤駿介

プロフィール

Author:近藤駿介
ブログをご覧いただきありがとうございます。
ファンドマネージャー、ストラテジストとして金融市場で20年以上の実戦経験を持つと同時に、評論家としても活動して来ました。教科書的な評論・解説ではなく、市場参加者の肌感覚をお伝えしていきたいと思います。

近藤駿介 実践!マーケット・エコノミー道場

入会キャンペーン 実施中!

著書

アラフォー独身崖っぷちOL投資について勉強する

Anotherstage LLC

金融に関する知見を通して皆様の新しいステージ作りを応援

FC2ブログランキング

クリックをお願いします。

FC2カウンター

近藤駿介 facebook

Recommend

お子様から大人まで
町田市成瀬駅徒歩6分のピアノ教室

全記事表示リンク

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

QRコード

QR