ノンフィクションライター猪瀬直樹が書き上げたお粗末なフィクション

「天は二物を与えず」ということなのでしょうか。猪瀬都知事は、人を追及するのは得意だけれど、追及されるのは苦手という人物だったようです。猪瀬都知事は25日午前中の記者会見で、これまで存在が曖昧であった「借用証」を公開しました。

猪瀬知事の説明によりますと「徳田虎雄理事長に知事選立候補の挨拶に行ったあと、徳田議員から衆議院議員会館に来てほしいと連絡を受けた。翌日の去年11月20日に議員会館で面会した際、5,000万円を貸すと言われて現金を受け取り、徳田議員が用意した借用書にサインした」とのことでした。

猪瀬都知事は、選挙に金がかかるとの話題は出たが、資金提供を要請しなかったとし、「毅議員の方で貸してあげた方がいいと判断した」と5,000万円を借りた経緯について説明しています。この説明が正しいとすると、借手側である猪瀬都知事に強い意思がないのにもかかわらず、徳田毅議員から5,000万円を貸付けられたということになってしまいます。法外な金利が付けられているならともかく、無利子無担保での貸付ですから、貸手側に、借りる意思が乏しい人間に無理矢理資金を貸し付ける強い動機があったとは思えません。

また猪瀬知事は、徳田虎雄理事長の妻が「借用証は見たことがない」と話している事に対して、「毅議員しか知らない話だ」と反論しました。それにも拘らず、猪瀬知事は返却時の状況について、秘書が東京・千代田区のホテルで、虎雄氏の妻に紙袋に入った5,000万円を渡したという説明をしています。「借用証」の存在を徳田毅議員しか知らないのであれば、借りた5,000万円は徳田毅議員に返却をするのが自然で、「借用証は見たこともない」虎雄氏の妻に返却するのは、どう考えても論理的行動だとは言えません。

猪瀬都知事は昨日は一日公務がなく、準備する時間もあったのですから、もう少し辻褄の合う弁解を考え付かなかったのでしょうか。追及するときは論理的、弁解は非論理的では、心証は悪くなるばかりです。

好意的に考えると、猪瀬都知事はもともとノンフィクションライターでしたから、フィクションは苦手だったということかもしれません。

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