アベノミクスを通じて身に付ける、就活生とワカテビジネスマンのための「金融の仕組と常識」

”アベノミクスを通して身に付ける、就活生と若手ビジネスマンのための「金融の仕組と常識”【Kindle版】 をリリースしました。金融に興味はあるが、何となく馴染めないという方に目を通して頂けたらと幸いです。

「まえがき」

毎日新聞を読んでいるのに、経済や金融に関する問題に対して苦手意識を払拭し出来ずにいる人や、就職を控えて新聞を読む習慣を付けなければいけないのに、記事を読んでもの意味が分からないためになかなか毎日新聞を読む習慣を身に付けられないで困っている人も多いのではないでしょうか。

新聞は教科書ではなく、日々起きることを報道することが務めですから、読者の知識にあわせて内容を理解出来るように説明をしてくれるわけではありません。ですから、知識が不足している人が新聞を読み始めても、連続ドラマを途中から見るようなもので、なかなか中身の理解が出来ないのは仕方のないことです。連続ドラマを途中から見ても、見続けていれば何となくは筋書きが理解できるようになることはあります。それは、登場人物の関係や、登場人物のおかれた状況が少しずつ分かって来るからです。

新聞も同じで、最初意味が分からなくても、読み続けて行けばそれなりに意味が分かるようにはなるものです。しかし、意味がよく分からないものを継続して読み続けるというのは、相当の労力を要する作業で、多くの人は意味が分かるようになる前に新聞を読み続けるのを止めてしまうか、スポーツ欄とテレビ版、そして三面記事だけを読み続けることになってしまうのです。

では、新聞を読んで書かれている内容が理解できるようになるにはどうしたらよいでしょうか。

頑張って知識を身に付ければいいといわれればそれまでなのですが、どこから、どのようにして頑張るのかを知って頑張るのと、知らずにただ闇雲に頑張るのでは、効率性に大きな差がついてしまうことはご理解頂けると思います。特に、就職活動のために新聞を読む必要性を感じている学生や、知識を増やしていく必要を感じている若手の社会人の人達は、出来る限り効率的に、時間を掛けずに新聞に書いてあることを理解出来るようになることに越したことはないと思います。

では、どのようにしたら、効率的に時間を掛けずに新聞に書いてあることを理解出来るようになるのでしょうか。

「マネタリーベースが、年間約60~70兆円に相当するペースで増加するよう金融市場調節を行う」

この文章は、2013年4月4日に日本銀行が「異次元の金融緩和」と称する金融緩和に踏み切った際に発表した「『量的・質的金融緩和』の導入について」というタイトルの公式発表資料の一節で、新聞でも大きく取り上げられたものです。

この文章を読んで、日銀が具体的にどのようなことをしようとしているのかが想像つく人はほとんどいないのではないでしょうか。

真面目な人や、勉強に慣れている学生などは、「マネタリーベース」とは何かを調べるかもしれません。

日銀のホームページをのぞいてみると、「マネタリーベースの解説」が載っており、このような解説が加えられています。

マネタリーベースとは、「日本銀行が供給する通貨」のことです。具体的には、市中に出回っているお金である流通現金(「日本銀行券発行高」+「貨幣流通高」)と「日銀当座預金」の合計値です。

マネタリーベース=「日本銀行券発行高」+「貨幣流通高」+「日銀当座預金」

このようなマネタリーベースの解説を読んで、皆さんは先ほどの新聞の記事の内容が理解出来るようになったでしょうか。おそらく出来なかったのではないかと思います。そもそも、こうした説明を読んで、新聞記事の内容が理解出来るほどの知識を持っているのであれば、ほとんどの記事は理解出来ているはずですから、理解出来ないで当然です。

何を申し上げたいかというと、「マネタリーベース」などといった経済用語を覚えたとしても、金融や経済を理解出来るようにはならないということです。

経済や金融に関する専門用語を暗記しただけでは理解は深まらないということは、こうした専門語を暗記するようなアプローチの仕方は、極めて非効率的だということです。効率を上げるうえで重要なことは、まず全体像を俯瞰してみるということです。

経済や金融の仕組みとしての全体像を捉えることが出来てしまえば、専門用語など知らなくても、その政策が社会にどのような影響を及ぼすかをイメージすることが出来るようになるはずです。そうなれば、新聞で報じられている記事の内容を理解することが出来るだけでなく、新聞は時々怪しげな主張をしていることにも気付くようになるはずです。

本書は、専門用語の解説ではなく、アベノミクスの第1の矢である「大胆な金融緩和」という具体例を通して「金融の仕組み」をイメージとして捉えることで、効率的に金融、経済に関する知識を身に付け、苦手意識を払拭して頂くことを目的に書き下ろしたものです。

本講座が、就職活動をする学生や、知識を身に付けることを目指す若い人達を中心に、多くの方にとって効率的に知識を身に付ける一助になることを願っております。
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近藤駿介

プロフィール

Author:近藤駿介
ブログをご覧いただきありがとうございます。
ファンドマネージャー、ストラテジストとして金融市場で20年以上の実戦経験を持つと同時に、評論家としても活動して来ました。教科書的な評論・解説ではなく、市場参加者の肌感覚をお伝えしていきたいと思います。

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