「市場の質」を高めよ?~「紙上の質」を高めなければならないのは御紙です

9日付日本経済新聞は「超高速株取引を直視し市場の質高めよ」という社説を掲載しています。

この社説の主旨は、世界的に広がって来ている株式市場での超高速取引に関して「米欧と問題意識を共有し、世界的な取引ルールづくりにも積極的に関わっていくべきだ」というものです。

しかし、その中に気に掛かる記述があります。

「超高速取引会社は一般より早く未公表の経済データを入手しているとの疑いも、米国で浮上した。疑いを放置すれば市場の信頼は下がり、長期の投資資金の流入も細りかねない」

この文章は、超高速取引はインサイダー取引に基づいて行われているといった誤解を与えかねないものです。確かに、FRBの発表などを0.何秒早く得て売買をしているということは、以前から指摘されています。

しかし、超高速取引とインサイダー取引は全く別問題です。両者をくっ付けて論じると、必要のない誤解を生みかねません。

日本を代表する経済紙には、こうした点についても十分配慮した紙面づくりをして頂きたいものです。
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近藤駿介

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Author:近藤駿介
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ファンドマネージャー、ストラテジストとして金融市場で20年以上の実戦経験を持つと同時に、評論家としても活動して来ました。教科書的な評論・解説ではなく、市場参加者の肌感覚をお伝えしていきたいと思います。

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