「4年間積み上げて来たものを出す」ことを目指す日本代表チームの「ノイズ」となっている「絶好調大久保」

「4年間積み上げて来たものを出す」

日本代表の選手たちが口にしていたW杯への意気込みを打ち砕いたのは、他ならぬザッケローニ監督だったようです。

ザッケローニ監督は、これまで良くも悪くも海外組を中心とした固定的なメンバーで戦って来ました。しかし、何故かW杯本番になって、自らこうした戦い方を放棄してしまいました。

ザッケローニ監督は、1次リーグ突破のために勝たなければならない20日のギリシャ戦で、これまで主力であった香川を先発から外し、2年以上代表に呼んでいなかった大久保を起用しました。ザッケローニ体制になって1度しか招集されていない大久保を先発で起用した時点で、選手が目指していた「4年間積み上げて来たものを出す」という目標は、霧散してしまったのかもしれません。

コートジボワール、ギリシャとの戦いを見ていて明らかなことは、2試合共に攻撃のリズム、スピードが全くなかったということです。これは、チームコンディション以外に、「4年間積み上げて来たものを出す」うえでの「ノイズ」がチーム内に芽生えて来ていることを示唆するものでもあります。

個人的には、その「ノイズ」はマスコミの注目を集めている大久保嘉人ではないかと思っています。

解説者や評論家たちは、大久保が絶好調であることをしきりに強調しています。確かに、大久保自身はコンディション的に好調なのだと思います。しかし、この大久保の好調さが、日本代表がチームとして「4年間積み上げて来たものを出す」上での「ノイズ」になっているように思えます。

好調であるが故に、大久保は前線で自由に動き回っています。それとは対照的に、本田を含め、これまで流動的に動き回って来た香川、長友、岡崎は、水を失った魚のようにほとんど連動した動きは見せず、試合から消えている時間が長くなっています。

ザッケローニ体制になって1度しか代表に呼ばれていなかった好調な大久保が、好調であるが故に前線で自由に動き回り、それによって「4年間積み上げたもの」を持っている他のメンバー達はそれを出す場所を失ってしまったように思えてなりません。

好調な大久保が自由に動き回り、それによって「4年間積み上げて来たものを出す」場所を失った本田、香川、長友、岡崎らの動きがぎこちないものになることで、大久保の好調さだけが目を引くという悪循環になっているようです。

今回のブラジル大会を最後に退任すると報じられているザッケローニ監督。1次リーグ突破に首の皮一枚残しているものの、ザッケローニ監督にとっても、今の日本代表選手たちにとっても、25日のコロンビア戦は最後の戦いになるかもしれません。ザッケローニ監督には、自身も含め日本代表チーム最後の戦いとなる可能性のあるコロンビア戦ぐらいは、これまで自分自身がこだわって来た海外組中心としたメンバーを先発で起用し、「4年間積み上げて来たものを出す」ことを目指して戦って頂きたいものです。

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