「時代錯誤の政策協調」に対する市場の冷たい反応

予想通りと言うべきか、本日の株式市場は急落、日経平均株価は前日比325円安の8,824円と年初来安値を更新すると共に、為替市場でも円は再び84円台前半まで上昇した。

予想されていたこととは言え、政府・日銀の協調政策の効果は、僅か1日しかもたなかったことは極めて深刻だ。プラザ合意以降、金融市場は多くの場合、政策当局の動向に敬意を払って行動して来た。しかし、その時代は終わったようだ。日本を筆頭に、先進国政府の殆どは財政的に行き止まり、中央銀行は限界に近いところまで金融を緩和している。
こうした中で打ち出された昨日の「政治パフォーマンスのための中身のない政策協調」では、金融市場をコントロールすることは不可能だ。日本政策当局の問題は、未だに「政策当局が金融市場をコントロールできる」という「時代錯誤の錯覚」を抱き続けていることだ。

今日も民主党代表選挙に向けての動きが活発だったが、金融市場は「菅首相は無能」というレッテルを既に貼っている。対抗馬の小沢元幹事長が「有能」であるかは分からないが、まだ「無能」というレッテルを張られておらず、少なくとも時間を稼ぐことが出来る点では菅首相続投よりはずっとマシであるはずだ。菅首相と小沢氏の会談が決定し、その結果が注目されているが、金融市場にとって最悪の結論は、「密室での菅首相一本化」である。

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近藤駿介

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ファンドマネージャー、ストラテジストとして金融市場で20年以上の実戦経験を持つと同時に、評論家としても活動して来ました。教科書的な評論・解説ではなく、市場参加者の肌感覚をお伝えしていきたいと思います。

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